医院ブログ-下北沢たねいち歯科医院

たねいち歯科医院

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医院ブログ

■No.07■レーザーに対する私の考え

2014年4月11日

  歯科医学の進歩とともに、治療器具や材料も日々進歩し続けています。なるべく苦痛を少なくし、早く治るように、大学の研究室やメーカーの研究班が開発を続けています。
 最近注目されているのは、レーザーでしょうか。
皮膚科や美容外科では随分以前から使われていましたが、最近歯科治療にもいろいろ応用されてきています。 レーザーと言っても、ヤグレーザー、CO2レーザー、半導体レーザー等いろんな種類があり、それぞれに特徴を持っています。
 レーザーはすばらしい治療器具ではありますが、魔法の器具ではありません。やはり出来る事とできない事があります。今まで行われてきた治療に対して補助的な役割をたすものです。大変高価な機械ですが、なければ絶対治療が出来ない、というものではありません。すべての歯科医院に備わっているわけではないのです。
 私は、「レーザーは単なる治療の道具」という考えですから、レーザーを使用したから特別な費用をいただく、という考えは持っていません。しかし、治療効果や苦痛の程度においては従来の治療法より優れたところが多々あるのも事実です。危険性はほとんどありませんし、歯科医にとっても、患者さんにとっても、大変ありがたいもの。これからどんどん普及していくでしょう。

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■No.06■口臭予防は、お口のエチケットの第一歩。歯の根本的治療が最優先課題です。

2014年4月11日

  口臭の原因は、口腔内に存在するケースが圧倒的に多いため、歯科医が率先して口臭治療を行うべきであると考えます。欧米では、昔から自分の口臭に対して注意を払い、口の中のケアを心がける習慣がありますが、日本には、顔と顔をつけるとか、気軽にキスをすると言う習慣がないせいか、口臭に対する気遣いが不足している人が多い気がします。
 外国人からは「日本人の口は臭い」と言われることがよくあるそうです。確かに、電車にのっていて、それほど近い距離にいるわけでもないのに、強い口臭を感じることが時々あります。人間の体や息は無臭ではありませんが、他人に不快感を与えるような口臭は病気だと言えます。
 人間の嗅覚は敏感でありながら、大変慣れやすいものでもあります。住み慣れた家の臭いは自分では感じませんが、初めての来訪者は臭いを感じるでしょう。それと同じように、自分の体臭や口臭は、自分では慣れてしまっているために感じにくいものなのです。
 起床時口臭、緊張時口臭、加齢による老人性口臭は、生理的口臭ですから、通常の歯磨きやうがいで充分取り除くことができます。飲食物による口臭、飲酒やニンニク臭などは、血中濃度が減少すれば自然に消えてしまいます。
 真の口臭というのは「歯周病」が代表的ですが、主に口腔内の疾病と舌苔によるものです。
 歯周病や舌苔が原因の口臭は歯周病の改善や舌苔の清掃で消していくことができます。お気軽に歯科医に相談されるとよいでしょう。

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■No.05■顎の関節は、複雑な動きには強いが心的ストレスには弱い?!

2014年4月11日

  人間の体には多数の関節がありますが、その中で顎(あご)の関節はとても不思議な関節です。他の関節と違い、前後にスライドできるからです。普通だと、関節窩から関節頭が飛び出せば、「関節がはずれた」とか「脱臼した」という病的な状態になってしまいます。ところが、顎の関節は、可動域の範囲では左右の関節がスライドできますから、とても複雑な動きができるのです。
 食べ物を左右で噛む時と、左側で噛むときとでは、左右の関節が全く別の動きをします。したがって、あまりにも片寄った噛みをしていると、関節や筋肉に変形が生じて顔が曲がってしまいます。人間は日常、安静にしている時は歯を噛み合わせていません。つまり下顎は宙に浮いた状態にあるはずです。その時は、歯の状態がどうであれ、歯と顎は無関係です。
 ところが、ものを食べる時は、歯の位置や形で左右の食べやすさが違ってきます。そのために、歯並びやむし歯、歯の欠損は顎と関係してきます。
 もうひとつ大切なのは、人間が眠っている時の行動です。健康な人も、睡眠中15分くらいはくいしばりがおこります。精神的な疲労、ストレスがあると、強くくいしばる傾向があり、顎の関節に大きな負担をかけることにもなります。
 20~30年前は、顎関節症という病気は一般的ではありませんでしたが、噛み合わせの悪い人が増えているとともに、ストレス社会の中で生活する結果、顎関節に問題を抱える人も大変多くなっています。ちなみに私も顎関節症です。自分で自分の治療を行っているのです。

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■No.04■歯の場合、審美回復は健康回復に通じる

2014年4月11日

  多くの人々が美に対する憧れをもっています。近年は美容整形の延長として、シミとり、シワとりも一般的に行われるようになりましたし、審美歯科という分野にも関心が高まってまいりました。
 確かに、歯並びは悪いより良いほうがキレイですし、歯は白いほうがキレイに見えます。
 このように美に対する関心が高まった原因は、日本人の健康に対する関心と比例しているように思います。
 肌は、シワやシミがあって健康とは言えませんし、歯もむし歯で真っ黒では健康ではありません。逆に、健康な状態を保つには、噛み合わせや歯並び、そして手入れの行き届いたイレイな歯が必要となります。
 このように、肉体においても精神においても美と健康は密接な関係があることは間違いありません。自分の身体部分に気に入らないところがあり、コンプレックスを感じていては、精神的にも健康ではいられません。
 もちろん、あまり気にしすぎるのもよくありませんし、多少の身体的特徴にコンプレックスを感じる必要はないのですが、歯に関しては審美的に良好でない場合、ほとんとが健康の面でも良好ではないのです。
 歯の場合は、目的が審美回復となる場合が多いので、自分でも少し気になる時は、歯科医に相談されると良いと思います。

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■No.03■むし歯に無縁の野生動物から、人間のQOLについて考える。

2014年4月11日

  近年QOL(クオリティ・オブ・ライフ 生活の質、人生の質)の向上ということがよく言われるようになりました。確かに、文明の進歩と共に、お金をかければ快適な生活が簡単に手に入る社会になってまいりました。しかしよく考え直してみて下さい。地球上のすべての動物の中で文明を作り出したのは人類だけですが、その文明の中で生きている人間だけが、努力しなければ自分の健康を維持できないのです。
 簡単に言えば、野生のライオンやサルは、歯を磨かなくてもムシ歯や歯槽膿漏にはなりません。中には過保護に育てられているペットの犬や猫に歯槽膿漏が見られますが、それは人間が作り出したものです。野生オオカミの歯槽膿漏は聞いたことがありません。人間は寒い時期に暖房や衣類がなければ風邪をひきますが、野生動物には必要ありません。つまり。人間だけが何らかの努力が必要なのです。
 もう一つ、人間の特殊性があります。それは、人間には知性もありますが、自分でコントロール出来ないほどの感情もあるということです。
 たとえばほとんどすべての人間が、健康でありたいと願い、健康の有り難さをしっていながら、自分の体に悪いことを平気でやりますし、予防のために必要なことはやりたがりません。バランスの取れた栄養や適度な運動、そして、食後や寝る前の歯磨き等、健康のために絶対必要なことは万人が知っていながら、すべてに気を配っている人の少なさは皆さんの周りをみてもよくお分かりでしょう。
 文明の進歩の中で生活し、快適な人生を送りたければ、自分の健康維持のためには努力が必要です。そしてそのためには、残念ながら時間とお金も必要になります。豊かな食生活を送れば送るほど、口の中の管理は必要になります。QOLの向上を望むならばそれに見合う努力も必要なことを忘れてはいけません。それができて初めて真の文明人と言えるのではないでしょうか。

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