• 院長エッセイ

■No.15■歯は身体全体やこころとつながっています

 人間は、心と身体の両方の活動によって生きています。
身体にトラブルが発生した場合は、内科医や外科医、眼科医や歯科医などの
身体医が治療にあたるのが普通です。
 心にかかわる病気に対しては、精神科医と診療内科医が治療にあたりますが、心と身体両方に問題が発生した場合は、
精神医と身体医の2科以上が協力しなければ治せないことがあります。
また、治りにくい病気や、癌の治療後などは、大きなストレスを
かかえることになり、本来は身体の病気なのに、あとから心も病んでくることがあります。
そういう場合も、身体医と精神医の2者が協力する必要が生じます。
 診断と治療において難しいのは、症状の出ている場所とは離れたところに病気の原因がある場所です。
 目が悪ければ眼科で治しますが、視神経に問題のある場合は神経内科での治療になるかもしれません。
 歯が痛いとき、歯に問題があれば歯科で治療できますが、他に原因がある場合は他科の協力が必要になるのです。

 
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