• 院長エッセイ

■No.08■「インプラント」はごく自然な選択肢になりました。

  世界的に見ますと、インプラント治療も一般的な、普遍的な治療になってきました。今風に言いますと、グローバル・スタンダードといったところでしょうか。ただし、日本でのインプラントの普及率はヨーロッパ各国、アメリカ、南米諸国、お隣の韓国の次ぐらいなのです。歯科医の間で、インプラント治療は良いとか悪いとか言っているうちに、諸外国に少し遅れをとってしまったような気がします。日本の医療は全般にわたって厚生労働省の厚い壁がありますから、しょうがないことなのかも知れません。
 私自身は、インプラント治療はこれからの歯科医療に欠かせないものと思い、25年前から治療に取り入れてきました。当時のインプラントは耐用期間が5年~10年しかなく、永久的なものではありませんでした。しかし、ちょうどダメになってくる頃に、現在のタイプのインプラントが開発されましたので、私の患者さんたちは、インプラントを入れ替えることによって、取りはずしの入れ歯を使わずに済んでいるのです。
 もしろん、すべての患者さんがインプラント治療を希望する訳ではありませんので、あくまでも治療の選択肢の一つとお考えください。
 最近のインプラント治療は、これまでの「機能回復のためのインプラント」から「機能回復プラス審美回復」に移行してきました。
 当然、高水準の医療技術を要求されますから、全国の歯科医も必死になって勉強とトレーニングを積んでいる状態です。

 
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